寒グレの良い話が聞かれる今日この頃、釣友二人とkazの磯釣りホームグラウンドである
日和佐へ出かけました。
AM2:30に自宅を出発。AM3:00に二人と合流。一路、オキアミの解凍予約をしている「
いはら釣具 小松島店」へ突撃です。
同行の釣友ですが、一人はkazを磯釣りの世界に引き込んだ
N師匠、もう一人は、日和佐の磯を熟知した
S師匠です。
お二人とも、磯釣りの経験が豊富で、教えてもらうことばっかりです。ご一緒できて、心強いことこの上なし。
AM4:00にいはら釣具に到着。
店の前には、相当な数のオキアミが解凍されています。このオキアミの数で、釣り人の多さが予想できるのですが、今日は・・・だいぶ多そうです。混雑覚悟。
オキアミの生(Mサイズ)とボイル(Lサイズ)の3kgブロック各1枚と、集魚材2袋を仕入れて準備万端。付け餌はボイルで通す予定。
途中の「
LAWSON」で人間どもの餌を買って、日和佐の港に到着したのがAM5:00頃。
どうやら一番乗りのようです。まだ真っ暗ですが、星空がきれいで、風も全くありません。良い釣り日和になりそうです・・・と、この時は思いました。
いつもお世話になっている「
山戸渡船」(TEL : 0884-77-0059)の船頭さんが出てきて、「早いのぅ、AM6:30頃出船やから、車に乗っとき。」とのこと。
しばし休憩。
AM6:00が近づくと、続々と車が集合。
大盛況。出船時間には、総勢20名を超える釣り人でした。
これだけ多いと、良い磯に上がれるかどうか・・・。
さて、出船前にブログ用の写真でも撮っておくか、とカバンの中を見てみると、無い。カメラが無い。
kazめ、不覚にもカメラを忘れてしまいました。
というわけで、今回の記事は少々色気の無いものになってしまいましたが、あしからずご了承ください。
AM6:30に出船。港を出たところで、3隻の船で磯割り抽選。
山戸丸は
甲浦の平バエより下に決定。船は速度を上げ、日和佐の絶景を右手に甲浦の平バエを目指して滑走します。
日和佐の磯釣りの魅力の一つが、この景観。陸側からは決して見られない景色は、何度見ても飽きません。釣り人の特権。
S師匠が、「人も多いし、万が一、甲浦の平バエで降りる人がいなかったら降りようや。降りる人がおったら、折り返して平家まで戻って来よう。」とのこと。
甲浦の平バエに着き、船頭の「降りる人おらんかい?」の声に一瞬間があったので、チャンスと思いkazは手を挙げました。結果、無事、3人で降りることができました。
一級磯、「
甲浦の平バエ」を貸し切りです。
磯に降りると、港とは違って結構風が強い。
幸い、船着きが追い風になるので、3人並んで竿を出すことに。
本日のスタートタックルは、
・ロッド : 宇崎日新 ゼロサム磯 1.25号
・リール : Daiwa PLAISO 2500LB(スプールをISO Special II 2300LBDに交換)
・道糸 : ナイロン2.5号(サスペンドタイプ)
・ハリス : フロロ1.75号(2ヒロ程度)
・針 : グレ針6号
00号のウキにJ6のキザクラJクッション水中、ハリスの真ん中にTipio Sinkerの-G8、8号のハリコミ小次郎を付け、ウキ止め無しの全遊動・沈め釣りです。
撒き餌をして、仕掛け投入。
仕掛けがなじみが良くありません。当潮でウキが手前に流されてしまいます。
これはたまらんと、遠投。沖の様子を探ってみると、潮はあまり流れていませんが、なんとか仕掛けがなじんでくれます。
何度かの投入の後、手元にアタリが。すかさずあわせるものの、あまり大きな魚ではなさそう。
上がってきたのは、24cmの
イサキでした。今日一匹目だったので、とりあえずキープ。塩焼きサイズですな。
その直後、隣のN師匠の竿が大きく曲がりました。こちらは35cmはあろうかというイサキ。良いサイズです。刺身サイズです。
イサキは群れでいる魚なので、もう少し釣れるかなと思ったのですが、その後が続きません。
餌取りはいるようなのですが、何も針に掛からず、3人に静かな時間が流れます。
時間だけでなく、潮もあまり流れてくれません。
kazとS師匠が、それぞれカワハギを1枚ずつ追加したのみで、時間が過ぎていきます。
そのうち、風がぴたっとやんだかと思うと、こんどは向かい風が吹き始めました。
それも時間が経つにつれて強くなっていきます。
風が弱くなるタイミングを見計らって仕掛けを投入するも、風で手前に押しやられてしまいます。
仕方なく、際狙い。際なら何とか仕掛けも入ってくれます。
ウキ沈めると仕掛けの位置がわからなくなるので、00から0号に交換、キザクラJクッション水中をJ5にサイズアップして仕掛けを入れていると、じわじわとウキがシモリました。
あわせると、良い引きをしてくれます。明らかに今まで釣れたのとは違うサイズの魚。
ただし、ゴンゴン頭を振っています。残念ながらグレではなさそう。
サンノジかな、と思いつつも、上がってきたのは30cmの
アイゴ(バリ)でした。これは美味しい魚です。
急いでアイゴばさみととげ切りばさみを取り出し、毒のあるヒレをちょきちょき。ナイフで腹を割いて、内蔵を傷つけないように取り出しクーラーへ。
風もやまず、あまりに釣りにくいので、早めに片付けを済まし、のんびりと迎えを待つことに。ところが、道具を片付けると風も次第にやんでくる・・・悲しいけど、そんなもんです。
ということで本日の釣果。
・イサキ : 1ex. (24cm)
・カワハギ : 1ex. (21cm)
・アイゴ : 1ex. (30cm)
すべてお持ち帰り。

本命のグレは釣れなかったものの、美味しい魚ばかりでした。
早速、カワハギは夕飯で鍋に入れて頂きました。
アイゴは生姜煮にしてもらおう。イサキは塩焼きかな。
kazにとって、今日が今年の釣り納め。
満足できる釣果にはなりませんでしたが、3人で楽しい時間を過ごせ、良いストレス解消になりました。
これで風が無かったら最高だったのに。
年明け早々にもリベンジ釣行を約束した3人でした。